簡単模様替え!自分でできるカーテンレールの取り付け方
お部屋の雰囲気をガラリと変えたいけど、リフォームはちょっと大変…
そんな時は、カーテンレールを自分で取り付けてみましょう!
模様替えをする際にカーテンを替えるだけでお部屋の雰囲気はぐっと変わります。
今回は、「自分でできるカーテンレールの取り付け方」を紹介します。
① カーテンレールの取り付け前に知っておくべきこと
①-1 カーテンレールの種類と選び方
カーテンレールには、様々な種類があります。
- シングルレール
一枚のカーテンをかけるための基本的なレールです。
最も一般的なタイプで、様々なデザインがあります。 - ダブルレール
レースカーテンと厚手のカーテンを並べてかけることができ、使い勝手が良いです。 - デザインレール
飾りがついており、おしゃれな雰囲気を演出します。
レースや木製の装飾が施された、おしゃれなカーテンレールです。
お部屋にアクセントを加えたい時にぴったりです。
例えば、リビングにはレースカーテンと遮光カーテンの両方を取り付けられるダブルタイプがおすすめです。
一方、寝室には遮光効果の高いカーテンレールを選べば快適な睡眠環境を作り出すことができます。
それぞれの特性を理解して、お部屋に合ったものを選びましょう。
①-2 必要な道具と準備
カーテンレールを取り付けるには、いくつかの道具が必要です。
いずれもホームセンターなどで手軽に購入できるので事前に用意しておきましょう。
- ドライバー
カーテンレールを固定するためのネジを締めたり、緩めたりするのに使います。 - レベル
カーテンレールを水平に取り付けるために使います。 - メジャー
採寸するために使います。 - 鉛筆
取り付け位置の印を壁につけるために使います。 - 電動ドリル
壁に穴を開ける際に便利です。 - ハンマー
下地がない場合に、アンカーを打ち込む際に使います。
ドライバーやドリルには手動式と電動式がありますが、初めての方には手動式の方が簡単で扱いやすいかもしれません。
①-3 取り付け位置の決め方と採寸ポイント
カーテンレールを取り付ける位置は、カーテンの長さや窓のサイズなどを考慮して決めましょう。
- カーテンの長さ
床に届く長さ、窓枠の上ギリギリなど、好みの長さを決めましょう。 - 窓のサイズ
窓枠の上から何センチか離すことで、カーテンを掛けたときに見た目が良く、光漏れも防げます。 窓の上から約10センチメートルほど上に取り付けるのがおすすめです。
壁の幅いっぱいにレールを取り付けることで、カーテンの端がしっかりと壁に被るため光漏れを防げます。 - 採寸ポイント
カーテンレールの長さは窓の幅よりも少し長くする必要があります。
また、ブラケット(レールを支える金具)の幅も考慮しましょう。
② 自分でできるカーテンレールの取り付け手順
②-1 取り付け方法の解説
カーテンレールの取り付け方法は、大きく分けて2つあります。
- ネジ止め式
壁に直接ネジを固定するタイプです。
しっかりと固定できるので、重いカーテンにも対応できます。 - 突っ張り式
突っ張り棒のように壁に穴を開けずに設置できるタイプです。
賃貸住宅など、壁に穴を開けられない場合におすすめです。
ここではネジ止め式の取り付け手順を開設していきます。
カーテンレールの取り付けは、大きく分けて三つのステップに分かれます。
- ブラケットの取り付け
壁にレールを支えるための金具を取り付けます。 - レールの固定
ブラケットに実際にレールを固定します。 - カーテンの取り付け
レールにカーテンをかけます。
最初のステップであるブラケットの取り付けをしっかりと行うことで、後の作業がスムーズになります。
特に慎重に行なってください。
②-2 ブラケットの取り付け方
ブラケットとは、カーテンレールを支える金具です。
ここではブラケットの取り付け方法について解説していきます。
- 水平を確認
レベルを使って水平を確認し、ブラケットを取り付ける位置を決めます。 - 印をつける
ブラケットの取り付け位置に鉛筆で印をつけます。 - 穴を開ける
ドリルで穴を開けます。(壁材によっては必要です) - 固定
印をつけた位置にドライバーを使ってネジを固定します。
ブラケットをしっかりと固定することがカーテンレール全体を安定させるためにとても重要です。
②-3 レールの固定方法とチェックポイント
ブラケットを無事に取り付けたら、いよいよカーテンレールを固定します。
ここでのポイントは、レールがしっかりとブラケットに固定されているかを確認することです。
- レールをブラケットに差し込み、レールがブラケットにしっかりと固定されていることを確認。
- レールが水平になっているかレベルを使って確認。
- ネジでしっかりと固定。
- レールが安定しているか軽く揺らしてみて確認。
このように、確認を怠らないことで長く安心して使用することができるようになります。
もしレールがぐらつくようであれば、再度ネジを締め直してみてください。
③ 下地がない場合のカーテンレール取り付け
③-1 下地とは?知っておくべき基礎知識
下地とは、壁の内部にある木材や金属製の構造部分のことです。
以下のような役割を持っています。
- 重いものを支える
- 壁を強化する
- 音や振動を吸収する
石膏ボードなどの薄い壁材では、下地がない場合が多くネジを直接固定することができないため、壁に下地がない場合少し工夫が必要です。
それでは下地のない壁にカーテンレールを取り付ける方法を見ていきましょう。
③-2 下地がないときの取り付け方法
下地がないときも次のような方法で取り付けが可能です。
- アンカーを使う
アンカーは壁に穴を開けて差し込み、ネジを固定するための部品です。
アンカーを使うことで、下地がない壁にもしっかりとネジを固定することができます。 - 接着剤を使用する
壁に穴を開けたくない場合には、特別な接着剤で固定することが可能です。
軽いカーテンであれば接着剤でも十分に固定できるでしょう。
しかし、重量のあるカーテンを使う場合はアンカーを用いた方法が適しています。
③-3 突っ張り式カーテンレールの使い方
突っ張り式カーテンレールは壁に穴を開けずに設置できるため、賃貸住宅などでも安心して使用できます。
利用方法も非常に簡単です。
- 突っ張り式のレールを窓枠の上部に設置。
- レールを左右に伸ばし、壁に押し当ててしっかりと固定。
- レールが水平になっているか、レベルを使って確認。
- カーテンをかけて完成。
突っ張り式カーテンレールは工具を使わずに手軽に設置できます。
ただし、ネジ止め式に比べて強度は劣ります。
重いカーテンを取り付ける場合は注意が必要です。
④ DIYでのカーテンレール取り付け時の注意点
④-1 よくある失敗事例とその対策
カーテンレールを取り付ける際のよくある失敗事例とその対策をご紹介します。
- 水平でない
水平を確認せずに取り付けると、カーテンレールが傾いてしまい見た目が悪くなります。
レベルを使って必ず水平を確認しましょう。 - 強度不足
下地がない場所にネジを直接固定したり、アンカーのサイズが適切でない場合は強度が不足し、カーテンレールが落下してしまう可能性があります。
適切な取り付け方法を選び強度を確保しましょう。 - ネジの長さが足りない
ネジの長さが足りない場合しっかりと固定することができません。
適切な長さのネジを選び、しっかりと固定しましょう。
④-2 穴あけ不要タイプのメリット・デメリット
穴あけ不要タイプのカーテンレールは壁にダメージを与えずに済むため便利ですが、注意点もあります。
メリットとデメリットを理解して選びましょう。
メリット
- 壁を壊すリスクがない。
- 取り付けが簡単。
デメリット
- 強度が弱く、重いカーテンには不向き。
- レールが外れやすい。
軽いカーテンであれば問題ありませんが、レールの強度には限界があるため、選び方に気をつけましょう。
⑤ カーテンレール取り付け後のチェック項目
⑤-1 カーテンの開閉による動作確認
最後に、取り付けを終えたら必ずチェックしておくべき項目があります。
これらを行うことで、より安心してカーテンを使うことができます。
- カーテンがスムーズに開閉できるか
開閉がスムーズに行えない場合は、レールが歪んでいるか、ブラケットの固定が緩んでいる可能性があります。 - カーテンが引っかかる
レールに引っかかる場合は、レールが歪んでいるか、カーテンのサイズが合わない可能性があります。
⑤-2 ブラケットとレールの水平チェック
ブラケットとレールが水平になっているかも重要です。
微妙な傾きがあると、カーテンを引いたときに不自然な形になってしまいます。
- ブラケットが水平になっているか
水平になっていないとカーテンレールが傾いてしまい、見た目が悪くなります。 - レールが水平になっているか
水平になっていないと、カーテンが均等に垂れ下がりません。
このように確認することで、レールがきれいに取り付けられているかがわかります。
どちらか一方だけではなく、レベルを使用し必ず両方のチェックを行うようにしてください。
⑥ カーテンレールの装飾とインテリアとのコーディネート
⑥-1 おしゃれなカーテン選びのポイント
カーテンはお部屋の雰囲気を大きく左右するアイテムの一つです。
お部屋のインテリアに合わせて、おしゃれなカーテンを選びましょう。
カーテンを選ぶときに、おしゃれ感を出すポイントは以下のとおりです。
- お部屋のテーマ
部屋のテーマや色調に合わせて選びましょう。
ナチュラルテイストのお部屋には、麻や綿素材のカーテンがおすすめです。
モダンなお部屋には、シンプルな無地のカーテンが合います。 - 窓の大きさ
窓が大きい場合は柄や色の入った華やかなカーテンがおすすめです。
窓が小さい場合は、シンプルな無地のカーテンやレースカーテンを選ぶと空間を広く見せることができます。 - 光を取り入れる
レースカーテンは光を柔らかく透過させるので、お部屋を明るくしたい時に最適です。
⑥-2 カーテンレールを活かした空間づくり
カーテンレールを活かしてお部屋にアクセントを加えてみましょう。
- カーテンレールの色
カーテンレールの色をお部屋の壁の色や家具の色と合わせることで、統一感を出すことができます。 - カーテンレールのデザイン
レースや木製の装飾が施されたカーテンレールを選ぶことで、お部屋に高級感や華やかさをプラスすることができます。
デザインレールでアクセントを付けたり、ウッドレールでナチュラルな雰囲気を演出できます。
⑥-3 機能性とデザイン性を両立させる方法
機能性とデザイン性を兼ね備えたカーテンレールを選ぶことで、快適でスタイリッシュな空間を実現できます。
- 遮光カーテン
光を遮断する効果が高く、寝室などにおすすめです。 - 遮熱カーテン
夏の暑さを軽減する効果があります。 - 防音カーテン
外部の音を遮断する効果があります。
⑦ まとめ
いかがでしたか?
カーテンレールの取り付けは一見難しそうですが、しっかりと準備をすれば手軽に設置できます。
今回の記事を参考に、自分好みのカーテンレールを選んで、お部屋をより快適で素敵な空間にしましょう!