初心者でも簡単!壁紙の張り替え方法とコツ
「部屋の雰囲気をガラリと変えたいけれど、壁紙の張り替えって難しそう…」
そう思っていませんか?
実は、ポイントさえ押さえれば初心者の方でも簡単に壁紙を張り替えることができるんです。
この記事では、壁紙張り替えの基本から、失敗しないためのコツ、費用相場まで、分かりやすく解説いたします。
① 初心者でもできる壁紙張り替えの基本
①-1 壁紙張り替えに必要な道具と材料
壁紙張り替えに必要な道具と材料はホームセンターなどで手軽に揃えることができます。
必要な道具と材料
- 壁紙
- メジャー
- カッター
- ハサミ
- ヘラ
- ローラー
- マスキングテープ
- 鉛筆
- のり
- 接着剤
- 養生シート
①-2 DIYでの壁紙張り替えのメリット
DIYで壁紙を張り替えることには多くのメリットがあります。
・費用を抑えられる
業者に依頼するよりも大幅に費用を抑えることができ、DIYなら材料費のみで2〜3万円程度で済むことも。
・自分の好きなタイミングで作業できる
業者に依頼する場合は日程調整が必要ですが、DIYなら自分の好きな時に作業を行えます。
休日を利用して少しずつ進めることも可能です。
・愛着のある空間を作れる
自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて、自由に壁紙を選ぶことができます。
子供部屋なら明るい色調や可愛らしい柄、リビングなら落ち着いた色合いの壁紙など、思い通りのデザインを実現することも可能です。
①-3 壁紙の種類と選び方
壁紙には様々な種類があります。
各壁紙の特徴を理解し、部屋の用途や雰囲気に合わせてイメージに合ったものを選びましょう。
・ビニールクロス
最も一般的な壁紙で、水拭きが可能なためお手入れが簡単です。
キッチンやトイレなどの水回りや、お子様のいるご家庭におすすめです。
・紙壁紙
通気性が良く、自然な風合いが魅力です。
和室やリビングなどの落ち着いた雰囲気の部屋に適しています。
ただし、水に弱いため取り扱いには注意が必要です。
・織物壁紙
高級感があり、ホテルのような空間を演出できます。
リビングや寝室などの落ち着いた空間に適しています。
・防カビ剤入りの壁紙
湿気が多い部屋に壁紙を張り替える場合は、防カビ剤入りの壁紙がおすすめです。
また、カビが発生しないよう、換気をこまめに行い、部屋の湿度を下げるように心がけましょう。
② 壁紙張り替えの手順と方法
②-1 準備段階:部屋の片付けと壁の状態確認
まずは、家具を移動し作業スペースを確保しましょう。
家具を動かせない場合は、養生シートなどで覆って汚れを防ぎます。
また、床を汚さないために床にも養生シートを敷いておくようにしましょう。
壁にカビや汚れがあれば、事前に取り除いてください。
凹凸が多いと壁紙がきれいに貼れず、シワや空気が入る原因になります。
壁にひび割れや穴がある場合は、パテで修理を行うことがおすすめです。
下地がしっかりしていれば、壁紙の仕上がりも美しくなります。
②-2 古い壁紙の剥がし方
- はじめに壁紙に霧吹きなどで水を吹きかけ、十分に湿らせる
- 壁紙の端にカッターで軽く切り込みを入れてから、地ベラを使ってゆっくりと引っ張って剥がす
- 残った糊や汚れを綺麗にする
壁紙がなかなか剥がれない場合は、市販の剥がし剤を使うと効果的です。
また、剥がした後に壁に残った糊や汚れはしっかり取り除いてください。
この作業を丁寧に行わないと、新しい壁紙がうまく貼れないことがあります。
②-3 新しい壁紙のカットと貼り付け
- 新しい壁紙を「壁の高さ+2~3cm」の長さにカットする
- ローラーを使って、壁紙の裏側にのりを均一に塗る
- 空気が入らないよう、ヘラを使って丁寧に伸ばしながら、壁紙を壁に貼り付けていく
ここで重要なのは、シワや気泡が入らないよう、中央から外側へ向かってローラーを使ってしっかり押さえることです。
この方法をしっかり守れば、きれいに壁紙を貼ることができます。
③ 壁紙の貼り方のコツ
③-1 のりの塗布方法と注意点
のりがムラになっていると壁紙が剥がれやすくなってしまうため、壁紙の裏面に均一に塗ることが大切です。
のりの量が多すぎると、貼り付けた後に壁紙が滑りやすくなり、逆に少なすぎるとすぐに剥がれてしまいます。
また、のりを塗る際は、窓やドアなどを開け、換気を十分に行いながら作業しましょう。
③-2 張り付け中のシワを防ぐテクニック
壁紙を貼り付ける際は、中央から外側に向かってヘラで空気を抜きながら貼り付けていくと、シワを防ぐことができます。
シワができた場合はすぐにローラーでならしましょう。
壁紙の端は、特に丁寧に貼り付けましょう。
これらを守ることでシワの無いきれいな仕上がりにできます。
③-3 仕上げの処理と継ぎ目の処理
壁紙を貼り終えたら、カッターを使って余分な部分を切り落とします。
継ぎ目部分をヘラや小さなローラーで丁寧に押さえ、隙間ができないようにします。
また、継ぎ目に過剰なのりが付着している場合は、すぐに拭き取ることで汚れやシミを防ぐことができます。
特に壁紙の継ぎ目は注意が必要で、ここをきれいに処理することで全体の見た目が向上します。
全体を見渡して細かな修正を行い、最後に乾いた布で壁紙表面の汚れを拭き取れば完了です。
④ 壁紙張り替えの失敗事例と賃貸物件の注意
④-1 初心者が犯しがちな失敗とは
初心者が壁紙張り替えに挑戦する際のよくある失敗を紹介します。
・壁紙のサイズを間違えてしまう
事前にしっかりと計測し、適切なサイズに壁紙をカットしましょう。
・のりを塗る際にムラになってしまう
ローラーを使って均一に塗ることでムラになるのを防げます。
・空気が入ってシワになってしまう
ヘラやローラーを使って丁寧にならすことで、シワを解消できます。
④-2 賃貸物件での壁紙選び
賃貸物件で壁紙を張り替える場合、いくつか注意点があります。
・再剥離可能な壁紙を選ぶ
再剥離可能な壁紙は簡単に剥がすことができるため、退去時に壁を傷つける心配がありません。
・壁を傷つけないのりを使用する
壁にダメージを与えない種類ののりを使用して貼り付けましょう。
退去時に原状回復が求められることが多いため、心配な場合は事前に大家さんや管理会社に相談しておくことも大切です。
⑤ 費用の相場と予算の考え方
⑤-1 DIYと業者依頼の費用比較
壁紙の張り替えにかかる費用は、DIYと業者依頼で大きく異なります。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、DIYを行うか、業者に依頼するかを選びましょう。
・DIY
メリット:コストが安い(2〜3万円程度)
DIYは材料費や工具代だけで済むため費用を大幅に抑えることができます。
デメリット:失敗するリスクがある
技術や時間が求められるため、初めての場合は失敗してしまうことも。
・業者に依頼
メリット:仕上がりがきれい
プロの技術による美しい仕上がりになります。
デメリット:コストが高い(6〜8万円程度)※6畳の場合
材料費に加えて依頼料や人件費も発生するため、コストが高くなってしまいます。
⑤-2 費用を抑えるためのコツ
DIYで費用を抑えるには、壁紙を安く購入できるお店を探したり、必要な分だけ購入したりすることが大切です。
また、道具はレンタルを利用するのも良いでしょう。
もし業者へ依頼する場合は割引になる期間を調べ、その時期を狙って依頼することも一つの方法です。
まとめ
壁紙の張り替えは部屋の雰囲気を大きく変えることができ、DIYの中でも手軽です。
今回の記事を参考に、ぜひあなたも壁紙の張り替えに挑戦してみてはいかがでしょうか?