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初心者必見!木材の選び方と加工方法の基本

初心者必見!木材の選び方と加工方法の基本

DIYで使用する木材は、選び方がとても重要です。

「DIYを始めたいけど木材選びに迷ってしまう…」
そんなあなたのために、本記事では初心者でもわかりやすい木材選びのポイントを解説します!

① 初心者におすすめのDIY木材の選び方

①-1 木材の種類と特徴

木材にはたくさんの種類があり、それぞれに特徴があります。
まずは、代表的な木材をいくつか挙げてみましょう。

  • パイン材
    軽くて柔らかく扱いやすいが、傷付きやすい。
  • オーク材
    重くて頑丈で耐久性に優れているが、加工が難しい。
    屋外用家具に適している。
  • スプルース材
    軽量で室内家具に適している。

選び方のポイントは、それぞれの木材の特性を理解して作るものによってその特性を活かすことです。

よく使うハサミも、紙用と布用では異なりますよね。
同じように木材も目的によって選ぶと良いでしょう。

①-2 最適な木材サイズの決定方法

木材のサイズによって、強度や見た目が大きく変わります。用途に合わせて適切なサイズを選びましょう。

まずは作りたいものの寸法をしっかり測りましょう。
例えば、本棚を作りたい場合は、置く場所のスペースを測りそれに合った大きさの木材を選びます。
このとき、少し余裕をもたせると完成したときの見た目が美しくなります。

  • 棚板
    厚みは15mm〜20mm、幅は300mm〜600mm程度が一般的です。
  • テーブル天板
    厚みは20mm〜30mm、幅は600mm〜900mm程度が一般的です。
  • 椅子
    座面は厚み20mm〜30mm、脚は厚み20mm〜30mm程度が一般的です。

サイズ選びに迷ったらホームセンターの店員さんやDIY経験者に相談するのも一つの方法です。
しっかり準備をすることで、失敗なく理想の作品を作り上げることができます。

② 木材の購入方法

②-1 ホームセンター

ホームセンターの木材コーナーでは、様々な種類の木材が販売されています。

初めてだと少し広くて探しにくいかもしれませんが、売られている木材の種類やサイズをよく見ると作りたい物をイメージしやすくなります。

経験豊富な店員さんが用途に合った木材選びをサポートしてくれるので初心者には特におすすめです

また、多くのホームセンターでは木材のカットサービスを行っているため、必要なサイズにカットしてもらうことでDIYがスムーズに行えます。

②-2 木材通販のメリットとデメリット

通販で木材を購入するのも一つの手です。

便利な点は大きくて重い木材を運ばなくて済むことや、ホームセンターでは手に入らない珍しい木材が見つかることです。

一方で、写真と実物が違ったり、サイズが微妙に合わなかったりすることがあるので注意が必要です。
実際に触れないため肌触りや色合いが確認できず、初心者にはハードル高いかもしれません。

これらをふまえて、用途や希望に合わせて通販を利用すると良いでしょう。

②-3 安価な木材を見つける方法

安価に木材を手に入れる方法を知っておくとお得にDIYを始められます。

  • ホームセンターのセールを利用する
    シーズンの変わり目は在庫一掃のために値下げされることが多い。
  • オークションサイトやリサイクルショップをチェックする
    不要になった木材が安く販売されている。
  • 木材問屋で購入する
    大量購入すると割引価格で購入できる場合がある。

これらの方法を活用することで、コストを抑えながらも素敵な作品を作ることができます。

③ DIYに最適な木材の種類一覧

③-1 針葉樹と広葉樹の違い

木材は大きく分けて針葉樹と広葉樹の2種類があります。

  • 針葉樹
    スギ、ヒノキ、SPF材など。
    価格が比較的安価で、軽くて加工しやすいため、初心者におすすめ。
  • 広葉樹
    オーク、メープル、チェリーなど。
    重くて頑丈。木目が美しく高級感があり、家具や床材によく使われている。

③-2 SPF、合板、集成材の特徴

SPF材、合板、集成材はDIYでよく使われる木材です。

  • SPF材
    軽くて手頃な価格のため多くの方に選ばれている。
    特に初めての人は扱いやすい。
  • 合板
    木材の薄い板を重ねて作っているため軽くて強度がある。
    工事によく使われている。
  • 集成材
    木片をまとめて接着したもの。
    強度がありながらも美しい見た目がキープされる。

③-3 人気の国産木材の紹介

国産の木材もたくさんあります。

  • ヒノキ
    香りが良く、耐久性も高い。
    室内の家具によく使われている。
    防虫・防腐効果が高く、浴室や洗面台などの湿気の多い場所に適している。
  • スギ
    軽くて加工しやすい。
    家具や建材に広く使われている。
  • カバ
    硬くて重い、長持ちする家具に最適。

④ 木材加工の基本

④-1 木材をカットするための工具

木材をカットするための工具にはさまざまな種類があります。
それぞれの工具には向き不向きがあるので、目的に応じて選ぶことが大切です。

【ノコギリ】
・手ノコギリ

 木材を直線に切るのに適している。
糸ノコギリ
 木材を曲線に切るのに適している。

【電動ノコギリ】
丸ノコ
 直線に切るのに適している。
ジグソー
 曲線に切るのに適している。

④-2 木材の塗装と仕上げの方法

木材の塗装と仕上げは、美しさを引き立て、家具を保護する役割も担っています。

  • 塗装
    木材を保護したり、色を付けたりするために行うもの。
    水性塗料は臭いが少なく扱いやすいのが特徴。
    油性塗料は耐久性が高いのが特徴。
  • 仕上げ
    塗装後、木材の表面を滑らかにしたり、光沢を付けたりするために行うもの。
    サンドペーパーで研磨すると表面を滑らかにすることができる。
    ワックスやニスを塗ることで、光沢を出すことができる。

④-3 反りや変形を抑える DIY 加工法

木材は乾燥によって反ったり、変形したりすることがあります。

せっかくDIYで家具を作ったのに、すぐ曲がったり縮んだりしたら悲しいですよね。
木材の反りや変形を防ぐことはDIYにおいてとても大事なポイントです。

  • 乾燥材を使う
    乾燥した木材は反りや変形が起こりにくい。
  • 木材を裏返して乾燥させる
    反りを抑えることができます。
  • 木材を接着剤で固定する
    反りや変形を防ぐことができる。
  • 直射日光を避ける
    乾燥させすぎると割れやすくなるため、直射日光は避ける。
  • 風通しが良い場所で保存する
    湿気を吸うと、膨張して変形することがある。

⑤ 木材のデザインに関する基礎知識

⑤-1 木目の美しさを活かすためのテクニック

木目の美しさを活かすためには、いくつかの技術があります。

  • 木目の方向や色を揃える
    統一感を持たせることができる。
  • 家具のデザインに合わせた木材を選ぶ
    シンプルでナチュラルな雰囲気には無垢材がおすすめ。
  • 木目を活かした仕上げをする
    塗装やワックスなどで仕上げることで、木目を美しく見せることができる。
  • 木目を繋ぎ合わせる
    あえて異なる木材を組み合わせることで、個性的な木目を表現することができる。

⑤-2 家具のデザインに合わせた木材の選定

家具のデザインに合わせて木材を選ぶことも一つの手です。

  • シンプルモダン
    ナラ、タモなど、木目がスッキリとした木材がおすすめ。
  • ナチュラルテイスト
    杉、ヒノキなど、温かみのある木材がおすすめ。
  • 和風テイスト
    ヒノキ、ケヤキなど、伝統的な木材がおすすめ。
  • クラシックテイスト
    オークのような重厚な木材がおすすめ。

デザインに合った木材を選ぶことで、部屋全体のバランスを保ちながら長く使える家具になります。

⑥ DIY木材の安全な取り扱い方

⑥-1 加工時の安全対策と注意点

木材を安全に扱うためには、加工時の注意点や安全対策をしっかり理解しておくことが大切です。

  • 保護メガネ
    工具を扱う際は飛び散る木屑から目を保護するために、必ず保護メガネを着用する。
  • 手袋
    木屑や工具から手を保護するために、手袋を着用する。
  • 防塵マスク
    木材を切断したり研磨したりする際は、粉塵を吸い込まないように防塵マスクを着用する。

また、素材をしっかり固定してから加工することもポイントです。
木材がずれたりするのを防げるため、怪我のリスクを下げることができます。

安全対策を怠らず、安心してDIYに取り組んでくださいね。

⑥-2 木材の切断時の安全ガイド

木材を切るときは安全を考慮して慎重に行いましょう。

  • 木材をしっかり固定する
    しっかりと固定して、滑らないように注意する。
  • 刃物の向きに注意する
    刃が身体に当たらないようにする。
  • 周囲に人がいないか確認する
    周囲の状況を確認してから切断を行う。

⑦ まとめ

いかがでしたか?

木材選びはDIYの成功を大きく左右します。
用途やデザインに合わせて、適切な木材を選び安全に配慮しながらDIYに挑戦しましょう。