DIY初心者必見!基本工具の選び方と使い方ガイド
「DIYに興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない…」
そんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、DIY初心者の方に向けて、基本的な工具の選び方から使い方、そして安全に作業するための注意点まで分かりやすく解説します!
必要な道具を揃えて、自分だけのオリジナル作品作りに挑戦してみましょう!
① DIY初心者が揃えたい基本工具セット
DIYを始めるなら最低限の工具セットを揃えることが大切です。
初心者におすすめの工具は次の通りです。
①-1 初心者におすすめの電動工具
- 電動ドリル
ビスを締めたり穴を開けたりと、様々な作業に使えます。 - 電動ドライバー
ビスの締め付けや外しに最適。
バッテリー式なら場所を選ばず使えます。 - 電動のこぎり
木材の切断に重宝します。
丸のこや卓上のこぎりがおすすめです。
①-2 日曜大工向けの必須工具
電動工具に加えて、手で扱う工具も必要です。
ここでは、DIYに欠かせない基本的な手動工具をご紹介します
- ハンマー
釘を打つ時に必需品。
グリップが滑りにくいものを選びましょう。 - メジャー
木材などの長さを測るのに必須です。 - ドライバー
ネジを締めたり、緩めたりする際に使用します。 - ペンチ
部品を掴んだり、曲げたりする際に使用します。
①-3 DIY工具の選び方と優先順位
工具は用途に合わせて選ぶことが大切です。
まずは頻繁に使う電動工具から揃え、次に手動工具を少しずつ増やしていきましょう。
高額な工具から買う必要はありません。
安価でも充分な機能を備えた工具がたくさんあります。
② 電動工具の用途と特徴
ここでは①-1でご紹介した電動工具の使い方と特徴をより詳しく解説していきます。
②-1 電動ドリルの用途と特徴
電動ドリルは、主に「穴あけ」を専門とするパワフルな道具です。
木材はもちろん、コンクリートや金属にも穴を開けることができるので、DIYの幅がグンと広がります。
使い方
- ドリル刃をしっかりとチャックに固定します。
- 穴を開けたい場所にドリル刃の先端を当てます。
- スイッチを入れ、ゆっくりと力を加えながら穴を開けていきます。
- 無理に力を加えず、素材に合わせて回転速度を調整しましょう。
特徴
- パワフルな穴あけ能力
硬い素材への穴あけも得意です。 - ドリル刃の種類が豊富
素材や穴の大きさに合わせて、最適なドリル刃を選べます。 - 打撃機能付き
コンクリートなど、特に硬い素材に穴を開ける際に役立つ「打撃機能」が付いたタイプもあります。
②-2 電動ドライバーの使い方と特徴
電動ドライバーは、ネジの締め付けと緩めを効率的に行うための工具です。
手動ドライバーと比べて少ない力で作業ができるので、女性や高齢の方にもおすすめです。
使い方
- ネジのサイズに合ったドライバービットを選び、先端にしっかりと取り付けます。
- ネジを締めたい場所にビットの先端を合わせます。
- スイッチを入れ、回転方向を「締め付け」に合わせてから、ゆっくりとネジを締めていきます。
- 締め付けすぎに注意し、ネジの頭が潰れないようにしましょう。
緩める場合は回転方向を「緩め」に切り替えます。
特徴
- 素早く楽にネジ締め
手回しよりもスピーディーかつ、少ない力で作業できます。 - クラッチ機能で締め付け調整
締め付けトルクを調整できる「クラッチ機能」が付いているモデルが多く、ネジの締めすぎを防ぎます。 - ビットの種類が豊富
様々な形状のネジに対応できるよう、ドライバービットの種類も豊富です。
②-3 電動のこぎりの使い方と特徴
電動のこぎりは、木材を電気の力で素早くカットできる便利な道具です。
種類も豊富でそれぞれ得意なカット方法が異なります。
使い方
- カットする木材に線を引きます。
- 電動のこぎりの刃を線に合わせてセットします。
- スイッチを入れ、ゆっくりと刃を進めてカットしていきます。
- 無理に力を加えず、木材に沿わせるように動かすと綺麗にカットできます。
種類と特徴
- 丸ノコ
直線を綺麗にカットすることに特化した電動のこぎり。
木材を一定の幅で切断したり、合板などをカットするのに便利です。 - ジグソー
曲線カットを得意とする電動のこぎり。
自由な形に木材をカットできるので、DIYの幅が広がります。 - レシプロソー
木材から金属まで、様々な素材を切断できるパワフルな電動のこぎり。
解体作業などに役立ちます。
③ 手動工具の基本と用途
電動工具ほどのパワーはありませんが、手動工具もDIYには欠かせません。
ここでは、いくつかの手動工具の基本的な使い方と用途を解説します。
③-1 のこぎりやクランプの選び方
のこぎり
木材をカットする際に使用します。
木材の厚さやカットする方向によって、適切なのこぎりが異なります。
- 両刃のこぎり
一般的な木材のカットに適しています。 - 片刃のこぎり
細かい作業や、正確なカットが必要な場合に適しています。
クランプ
木材などの材料を固定する際に使用します。
- Fクランプ
強力に固定することができます。 - Cクランプ
円形や曲線のものを固定するのに適しています。
③-2 レンチやタッカーの使い方
レンチ
ナットやボルトを締めたり、緩めたりする際に使用します。
- モンキーレンチ
様々なサイズのナットやボルトに対応できます。 - スパナ
特定のサイズのナットやボルトにのみ対応しています。
タッカー
木材や布などに針を打ち込む際に使用します。
- ハンドタッカー
手軽に使える小型のタッカーです。 - 電動タッカー
大量の針を打ち込む際に便利です。
③-3 メジャーや定規を活用した測定法
- メジャー
長さの測定に欠かせません。
巻尺やスタジオメーターなど用途に合わせて使い分けましょう。 - 定規
直線を引く際に役立ちます。
アルミ製の頑丈なものがおすすめです。 - チョークライン
壁や床に直線を引く時に便利なツールです。
ラインが滲まないタイプを選びましょう。
④ DIY初心者のためのDIY道具のコツ
ここでは、工具を使った作業の基本をいくつかご紹介します。
④-1 ビスやネジ締めのコツ
ビスやネジをまっすぐに締め付けるためには、電動ドリルドライバーを使うのがおすすめです。
- 下穴を開ける
ビスやネジを締めたい場所に、電動ドリルドライバーで軽く下穴を開けます。 - ビットのセット
ドライバービットをビスの頭に合わせてセットします。
ビスの種類に合わせてドライバーのビットを交換しましょう。
プラスビスにはプラスビット、マイナスビスにはマイナスビットを使います。 - ビスやネジ締め
電動ドリルドライバーをゆっくりと回転させて、ビスやネジを締め付けます。
締め付け過ぎには注意が必要です。
ドリルやドライバーに備わっているトルク調整機能を上手に活用しましょう。
④-2 木材のカットと研磨の基本
木材をカットする際は、のこぎりを使用します。
- カットする場所を決める
定規やメジャーを使用し、カットしたい場所に鉛筆などで線を引きます。 - カット
のこぎりの刃を線に合わせてセットし、ゆっくりと動かします。
押しすぎず、ゆっくりと引っ張るように切ります。素振りをしてから本番に入ると失敗しにくいです。
金切りのこぎりを使う時は、切り始めと切り終わりで力が入りすぎないよう気をつけましょう。
木材の表面を滑らかにしたい場合は、サンドペーパーで研磨します。
- 研磨
サンドペーパーを木材に巻きつけ、木材の繊維方向に沿って研磨します。 - 荒さの調整
研磨の際は、#80 → #120 → #180 の順で紙やすりの荒さを変えていきます。
均一に磨くことが綺麗な仕上がりの秘訣です。
④-3 塗料の塗り方と仕上げ技術
木材に色を塗りたい場合は、塗料を使用します。
- 下地処理
塗料を塗る前に、木材の表面をサンドペーパーで研磨します。
表面をケレンしたり汚れを落とすなどしてから塗装を始めましょう。 - 塗装
ハケやローラーを使って、塗料を均一に塗っていきます。
刷毛を使う時は、ムラなく均一に塗れるよう注意しましょう。
小回りの利く手塗りで細かい部分を、ローラーで大きな面を塗るのがコツです。
塗料の選び方や塗り方の詳細は下記のページでも解説しています!
プロが教える!正しい塗装の手順とおすすめの道具
⑤ 用途別おすすめ工具
DIYでどんなものを作るかによって、必要な工具は異なります。
ここでは、用途別に最適な工具をご紹介します。
⑤-1 家庭用DIYに適した工具
- 家具の組立て、小物制作
手動のドライバーやハンマー、折り畳み式のカッターナイフが向いています。 - 穴開け
電動ドリルは欠かせません。
小型で軽量のインパクトドライバーも役立ちます。 - 木工作業
丸のこぎりや電動のこぎり、金切りのこぎりなどがおすすめです。
家庭用DIYでは、家具の組み立てやちょっとした修理など、比較的簡単な作業が多いでしょう。
そのため、高価な工具を揃える必要はありません。
100円ショップで販売されている工具や、ホームセンターで販売されている初心者向けの工具セットで十分対応できます。。
⑤-2 プロ向けと家庭向けの違い
- プロ用の工具はパワフルで高性能ですが、重量があり価格も高くなる傾向にあります。
- 家庭用は軽量・コンパクトで安価なものが多く、初心者にも扱いやすいのが特徴です。
最終的にどのような作業をするのかによって、適切な工具を選ぶ必要があります。
⑥ DIYにかかる予算とコスト
DIY工具の購入費用は作業内容によって大きく変わってきます。
⑥-1 工具セットのコストパフォーマンス
DIYを始めるとき、最初に揃えたい工具セットのコストパフォーマンスを考えることが大切です。
例えば、インパクトドライバーや電動ドリルが一緒になった「スターターキット」は、単品で購入するよりもお得です。
また、工具の品質も大切です。
長持ちするものを選ぶことで、結果的にはコストを抑えることができます。
- 初心者向けの工具セットは1万円前後から手に入ります。
ハンマー、ドライバー、のこぎり、工具箱がセットになっています。 - 中級者向けのセットは3万円程度で、電動工具が数点含まれているのが特徴です。
- しっかりとした工具を長く使いたい場合は、10万円以上の高額セットの購入も検討しましょう。
⑥-2 必要な工具に応じた予算の考え方
必要な工具に応じて予算を立てるのも重要です。
例えば、頻繁に使う工具には多少お金をかけても良いですが、年に数回しか使わないものは安価なもので良いでしょう。
予算を考えるときは、どれくらいの頻繁で使うかを基準に判断してみましょう。
- 使用度(高)
インパクトドライバー、電動ドリル - 使用度(中)
丸ノコ、オービタルサンダー - 使用度(低)
特定用途のクランプ、木材ルーター
木工作業を本格的に行いたい場合、電動工具を含めた機材は10万円以上かかってしまいます。
費用を分散させるには、最初は手動工具から揃え、次に電動工具を1点ずつ追加していくのをおすすめします。
⑥-3 ホームセンターでの賢い購入法
ホームセンターでは定期的にセールが開催されています。
セール期間中は工具が割引価格で購入できるため、お得です。
また、ポイントカードを活用するのも良いでしょう。
会員証の有無で割引率が変わったり、ポイントが付与されたりするので、登録するメリットは大きいです。
⑦ DIYに役立つ便利グッズ
工具だけでなく、作業を助ける便利グッズも要チェックです。
⑦-1 作業効率を上げるアイテム
- キャリーワゴン
工具や材料を一か所に集約でき、移動も楽になります。 - マグネットトレー
ビスやネジが転がり落ちず、作業が手早くできます。 - スコヤ
垂直や水平を正確に測定できるツールです。きれいな仕上がりに役立ちます。 - クランプ
材料を動かずに固定するのに重宝します。
サイズや形状は用途に合わせて選びましょう。
⑦-2 安全に作業するためのツール
- 保護メガネ
切り粉やホコリから目を守ります。作業時は必ず着用しましょう。 - 耳栓
騒音から耳を保護します。電動工具を使う際は欠かせません。 - 革手袋
ケガ防止に役立ちます。薄手でフィット感のあるタイプがおすすめです。
⑧ 工具のメンテナンスと管理
工具は正しくメンテナンスすることで、長く使い続けることができます。
⑧-1 電動工具の手入れ方法
- 使用後は電池を外し、ホコリや汚れをしっかりと拭き取ります。
- 機械部分のグリスアップを定期的に行いましょう。
注油箇所は取扱説明書で確認しましょう。 - 電源コードが傷んでいないか点検し、必要に応じて新しいものに交換しましょう。
- 通電時の異音や異臭がある場合は、すぐに使用を中止しましょう。
修理に出すなどの対応が必要です。
⑧-2 手動工具の保管とメンテナンス
- 錆びや劣化を防ぐため、直射日光を避けて保管しましょう。
湿気の多い場所は避けましょう。 - 使用後は汚れをきれいに拭き取り、刃物類は適切に研ぎをかけます。
- 工具箱に収納する際は、傷つきにくい布などで包んでから入れるのがおすすめです。
- 壊れかけの工具は放置せず、早めに新しいものと交換しましょう。
⑧-3 頻繁に使う工具のチェックポイント
- 電動工具については、モーター音やトルクの低下に注意しましょう。
- 手動工具では、割れや摩耗の兆候がないかチェックしましょう。
- 切れ味や滑りやすさなど、作業性の低下に目を配りましょう。
⑨ 安全にDIYを楽しむための注意点
DIYは楽しい反面、危険も伴います。
安全に作業するため以下の点に注意しましょう。
⑨-1 傷害を避けるための基礎知識
- 工具の取り扱い方法を確実に守りましょう。
無理な使い方はケガの原因になります。 - 電動工具を使う際は、長い髪は束ねるなど飛散物への対策をしましょう。
- ヒビが入った刃物や古びた工具は使わないようにしましょう。
万が一折れてしまった場合にとても危険です。 - 子供の手の届かない場所で作業し、上着や指環などは外しておきましょう。
⑨-2 作業環境の整え方
- 作業スペースは広く確保し、通路を空けておきましょう。
狭い場所は危険です。 - 足元に工具や小物を置かず、常に整理整頓に心がけましょう。
- 換気扇を回したり窓を開けるなどして、換気に注意しましょう。
- 照明が暗い場所では、作業灯やスタンドで明るさを確保しましょう。
⑨-3 適切な服装と追加アイテム
- 長袖と長ズボンを着用し、肌の露出を最小限に抑えましょう。
- 作業によっては、マスクやゴーグル、耳栓などの着用が不可欠です。
- 足元は運動靴など滑りにくい靴を選びましょう。
作業中は絶対に裸足にならないでください。 - 危険な作業の際は、ヘルメットを被る必要があります。
安全第一を心がけましょう。
まとめ
DIYは自分の手で何かを作り出す喜びを手軽に感じられます。
この記事を参考に、安全にDIYを楽しみましょう!